Christianbook.com, Bible jokes から「聖書と小噺」

 

希覯本

友人が埃だらけの古ぼけた箱に聖書を捨てたと聞いて、希覯本の蒐集家がその家に駆けこんだ。友人はグーテンなんとかという男が印刷した本だと言った。

「グーテンベルクじゃないの?」と蒐集家は息を切らせながら言った。

「そう、それだよ!

「馬鹿だなあ、世界で初めて印刷された本の一冊だよ。最近のオークションでは別の一冊に500万ドルの値がついたのに」

「そんな値打があるようには見えなかったんだよ」と友人は答えた。「ページの縁のあちこちにマルチン・ルターとかいう男が殴り書きをしていたものでね」

 

頁の間

 幼い子供が夢中になって古い家庭用の大きな聖書を読んでいた。前の方のページを開けて読んでいると突然聖書から何かが落ちた。それを拾ってしげしげと見るとそれはページの間に挟まっていた古ぼけた枯葉の栞だった。

「ママ、こんなもの見つけたよ」

「何があったの、坊や?

子供の声は驚きに満ちていた。「これ、アダムが着てたものだ」

  

母への贈り物

三人の息子が家を離れ、町に出て成功した。彼らは年老いた母のために何を贈ったか報告しあっていた。

長男が言った。「我々のおふくろのために大きな家を建てたよ」

次男が言った「ぼくは運転手付きでベンツを贈った」

三男は言った「おふくろは聖書を読むのが好きだった。でももう字が読めないんだ。

だから飛びぬけて賢いオウムを贈ったよ。聖書を暗誦しているんだ。教会の長老たちが12年もかけてオウムに教え込んだんだ。おふくろが第何章とか詩篇のどことか言いさえすれば、オウムが唱えてくれる」

間もなく母からお礼の手紙が届いた。

「ミルトン、あなたが建ててくれた家は大きすぎて、まだ一部屋にしか住んでないの。それなのに掃除は家全体をしなければならないのよ」

「ジェラルド、もう年だから旅行はできないわ。ほとんど家にいるの。だからベンツはめったに使わないの、それにあの運転手はお行儀が悪くて。あの人には頭が痛いわ」

「でも、ドナルド」と手紙にはこう書いてあった。「あなたが下さったあのトリはおいしかったわ」

 

 

一風変わった訴訟 

 

Uncle John’s Biggest Ever Bathroom Reader pp64-65

  

原告:モーティマー・ヘツバーガー、22歳、銀行強盗

被告:ローラ・ゴンザレス、ニュージャージー州アトランティックシティー、フリート銀行の窓口係

訴訟19987月、ヘツバーガーはゴンザレスの窓口で彼女にメモを手渡した。それには「今すぐ金が要る」と書いてあった。ゴンザレスの語るところでは、「今すぐだ。さもないと撃つぞ」とも書かれていたという。ゴンザレスは彼に4,000ドルを渡した。ヘツバーガーは即日捕まった。ゴンザレスが脅迫のかどで自分を訴えたと聞くと、ヘツバーガーはゴンザレスに対して名誉棄損のかどで150万ドルを求める訴訟を起こした。ゴンザレスにはまったく口をきいていないというのがヘツバーガーの言い分である。

判決:まだ出ていない。

 

原告25歳の遺体搬送車運転手

被告:カリフォルニア・ハイウエイ・パトロールの警官

訴訟:運転者はオレンジ・カウンティで相乗り客を乗せないで相乗り車用の車線を走ったとして停止させられ、反則切符を切られた。彼は4人の乗客 ―凍結遺体― を乗せて運んでいるのだと言って抗議し、反則切符を覆そうと裁判所に出向いた。

判決:運転者は罰金を払わされた。

 

原告:ケビン・マクギネス

被告:ニューメキシコ大学

訴訟:ニューメキシコ大学の医学部を退学させられて、マクギネスは「障害を持つアメリカ人法」に基づいて復学を認めるよう訴訟を起こした。障害とは? 彼は試験を受けるときには強い不安を感じて、うまく答えられないということだった。

判決:不明

 

原告:キャロル・アン・ベネット

被告:彼女の夫ウォリン・ウッドロウ・ベネット

訴訟:ベネット夫人が分譲アパートから家出をしたときに置き忘れてきた豊胸インプラントを取り返そうと訴え出た。

判決:インプラントは返してもらえた。

 

原告:シーラ・トルミノ

被告:イリノイ州エドワーズビルのモンクレール・ボウル

訴訟:トルミノがボウリングをしているときにポップコーンが一粒、彼女の靴の溝にはまり、まさに投げようとした時、滑って転んでしまった。ボウリング場が床に落ちているポップコーンに対する警告をしなかった事を怠慢とし、彼女は5万ドルを求めて訴訟を起こした。

判決:不明

 

原告:エリック・エドマンズ

被告:バージニアビーチ市、ヒュマーナ・ベイサイド病院

訴訟1987年、エドマンズは病院で胃を縮小するための縫合手術を受けた。病院の報告によると「外科手術から48時間も経たないうちに病室から忍び出て病院の冷蔵庫を漁り、多量に飲食したので縫合がはじけて破れた」という。エドマンズは「冷蔵庫にカギを掛けていなかった」咎で病院に対して75万ドルを要求して訴訟を起こした。

判決:不明