98字日記ーひとりのときに

文章を書く鍛錬として書きはじめました。

「98字」は自分への課題のひとつです。

バイオリニストが演奏前に調弦するA(アー)の音のように、

正確に、短く、つづく音楽が気持ちよく響くことを願って

7月19日(木)
スポーツ中継は各種楽しむけれど、ゴルフはついに好きにならなかった。する気もなければ見にいくなんて言語道断。山を削ってゴルフ以外には使えない広大な平地にするのも許せない。島国には似合わないこと。

7月18日(水)
猛暑続きに熱中症が急増。それなのに生徒達の屋外運動や課外授業を禁止していない行政や学校があり、危機感、責任感の薄さがもどかしい。でも高齢者の致死的な熱中症も増え、災害につながらない雨よ、降れ。

7月17日(火)
朝から勝どきの部屋にこもって今週3クラス分の添削に集中する。もちろん1日では終わらない。かなり済ませてあって、それを仕上げる。合間に深蒸茶を飲み、熱気が立ち昇るような川面を眺め、ラフマニノフを聴く。

7月16日(月・祝)

このところ時間の経つのが早く、いつの間にか月半ばになっていた。困る。したいことが先に進まないまま真夏日より上の激暑に気持ちも思考力も絡め取られている。外に出て五分歩くと身体から湯気が立つようだ。

7月15日(日)
東京で36度。豪雨災害地も暑い。Mによると福岡で災害に直撃されなかった海岸もまだ泥色をしているそうだ。住処を失った人達の苦悩を想う。一方、電話でNさんがシニアハウスに移ると聞く。確かな人生設計だ。

7月14日(土)
大きなアイロン台が姿を消してくれた。このところ何年も使わないのに高く脚を伸ばして物置きになっていた。それをガチャっと畳んで軽々と担いで、いつものように笑顔で持っていって下さって、ありがとう!

7月13日(金)
カタカナ語ばかりでなく中国語からも新用語が採用された。対口(タイコウ=ぴったり合う)支援。被災市町村ごとにパートナー自治体を決める。死者が200人を超えた西日本豪雨災害に専門職員の応援は心強い

7月12日(木)
今日のBは欠席が多く、出席は3人だけ。しかも課題は短い。早々に終えて残りの時間はロイヤルホストに3人を私が招待、といってもこの場所でお茶の時間なので残念ながらささやかに、でもゆっくりと話ができた。

7月11日(水)
夜遅くなる理由ばかり増えて朝5時からのクラシック倶楽部を最近、聴けない。でも今朝は安田謙一郎のチェロを半ば夢の中に引きずり込みながら聴いた。オール・ベートーベン。明日は堤剛らしい。起きられるか。

7月10日(火)
タイ北部の洞窟に閉じ込められていたサッカーチームの男の子たち12人とコーチ1人が、さっき18日ぶりに全員救出されたという。断面図でみると入り口から押しやられた場所まで恐ろしい遠さだったのだ。人知の勝ち。

7月9日(月)
西日本の豪雨の被害が全容をあらわし始め、ついに「平成最悪」と言われるまでになった。地震でも台風でもなく雨だけで堤防が決壊し濁流は家々をひっくり返した。岡山、広島、愛媛と死者の数も増えるばかり。

7月8日(日)
桂歌丸追悼の放映演目は「紙入れ」で、昇太で聞いたばかり。同じ噺の語りが随分ちがう。昇太のオッチョコチョイの間男に対して歌丸のは大人の男だ。紙のように薄い身体だから手術が楽だったという腰痛が枕。

7月7日(土)
大雨による死者がなんと50人を越しつつある。これが梅雨前線の活動によるというから驚く。行方不明者を合わせると百人以上。広島の被害が大きく、美しい川が流れ低い山々に囲まれた新庄の地を思い浮かべて祈る。

7月6日(金)
いま夜中の12時。九州から近畿地方にかけて大雨特別警報が出ていて、数十年に一度の災害だとNHKが強調し続けている。あっちで3万人、こっちで12万人が避難勧告を受けているけれど、そんなに沢山がどこに?

7月5日(木)
『大家さんと僕』(矢部太郎の画と文つまり漫画)を昨日買って、読み、今朝起きて出かける前にまた半分以上拾い読みした。87歳の大家さんとお笑い芸人さんとの丁々発止(書評では、ほのぼの、と紹介される)。

7月4日(水)
サッカーのW杯ロシア大会で、日本チームがベスト16でベルギーに負けた試合はよかった。日本が2点取って実力を見せ、それで相手の闘争心に火をつけて取られた3点は世界ランク3位を納得させる速さと技を見せた。

7月3日(火)
桂歌丸、死去。京子さん、道のりが賑やかかもね。躊躇していた本多劇場での夜公演・春風亭昇太独演会に出かける。Mがいるし。例の立ち喋りで歌丸さんのことで記者達に追われると笑いをとる。『抜け雀』ほか。

7月2日(月)
インドネシア語科の男子同級生たちは、6年前に会ったときの元気な京子さんの様子を思い出すらしい。6年って、中学生になって高校を卒業するまで。老年の6年のなんと短く、変化の起伏の穏やかなことか。私も同じ。

7月1日(日)
「とにかく前向きにね」とあなたは言った。先週。「美味しいものを、と思うのだけど何が美味しいのか忘れたの」と唯一の弱音。その数日前には病室でワインパーティをしたという。50年来の友人、京子さん、逝去。