98字日記ーひとりのときに

文章を書く鍛錬として書きはじめました。

「98字」は自分への課題のひとつです。

バイオリニストが演奏前に調弦するA(アー)の音のように、

正確に、短く、つづく音楽が気持ちよく響くことを願って

11月15日(金)
デンマークの俳優が語っていた。デンマークでは外国映画やテレビで吹替えとか字幕を使うことがほとんどない。日本語のアニメもそのまま流される。だから子どもも5歳くらいで少なくとも英語は聞き取れる。なるほど。

11月14日(木)
一小の体育館や教室の電気が連夜、遅くまで煌々と点いている。今日から児童作品の展示と舞台、両方の発表が始まり、学校だよりで準備の苦労を察する。スリッパを履いて二階に上るのが大変で最近は行かないけれど。

11月13日(水)
今年の山形国際ドキュメンタリー映画祭が終り、30周年だったという。ごく初期、幾度か泊まりがけで行った。映画のない時間は、市内中のあちこちの居酒屋や食堂などで初対面同士が感想を言い合い、情報を交換した。

11月12日(火)
この10日ほどの隙間の時間にみた映画は、玉三郎と鼓童の緊迫の技をみた『幽玄』、デンマーク語翻訳家メッテ・ホルムの記録『ドリーミング村上春樹』、駅ピアノから生まれた劇映画『パリに見出されたピアニスト』。

11月11日(月)
♯KuToo が今年の流行語にノミネートされている。change.org に石川優実さんが挙げた時、もちろんすぐに賛同した。女性にヒール・パンプスを強制する職場が数多くあるとは思ってもいなかった自分が恥ずかしかった。

11月10日(日)
乗り物の路線によって、優先席も含めて席を譲る雰囲気の濃淡がある。都営メトロやバスは乗客が概ね温かい。JRや私営メトロ・バスは知らん顔が多い。京急は駅間距離が長いのに快く席を立つ人が多くていい感じ。

11月9日(土)
汐留駅のだだっ広さが苦手。シティセンターだけの時はレストランにもよく行ったのに何年も忘れている。原因はパナソニック美術館を気に入っていることにある。行くたびに迷い、遠さを実感して逆に足が遠のく。

11月8日(金)
「にわかファン」が今年の流行語にノミネート中のラグビーW杯。終わった今頃知り、私が感動しているのは、どこの国の国歌も観客とマスコットが大声で一緒に歌ったこと。YouTube で見ると確かに。なんて素敵な!

11月7日(木)
スウェーデン・イェーテボリ博物館に入っている「ボーヒュース」編みのセーターをTVで見る。綺麗!ヨークに細かに細かにグラデーションで模様が連なっている。こういう懐かしい手作業が身の周りに少なくなった。

11月6日(水)
ダニロ・キシュ『死者の百科事典』を読む。おもしろかった! このユーゴスラビアの作家というより山崎佳代子訳を読みたくて求めた短篇集。10篇それぞれの文体が異なる。訳者の『ベオグラード日誌』ももう一度読もう。

11月5日(火)
ドキュメンタリー『ジョージア、ワインが生まれたところ』をみる。クヴェヴリ(甕)こそ紀元前6千年に遡る最古のワイン製法だと納得する。ジョージア語でアダミアニ(人間)と幾度も聞き取れた。撮影は全てiPhone。

11月4日(月・祝日)
20年度から大学受験に使われるはずだった英語民間試験が延期。きっかけが情けなくも文科大臣の「身の丈」という言葉だった。身の丈に合わせて生きろなんて、他人に言うべきではない。みんな、大きく生きようね!!

11月3日(日)
歯一本といえども「オペ」をして抗生物質を朝昼晩とのんでいる時、講座はできても演奏会にいく気分ではない。土曜クラスでチケットを貰ってくれる人があってよかった。家でネギとポテトのクリームスープをつくる。

11月2日(土)
あまり考えずに、歯科医師にただお任せという気持ちで受けているインプラント手術。こんなに大変だと思っていなかった。あと何年使えるか分からないのに、と思い少し後悔するが、かといって入れ歯にはなりたくない。

11月1日(金)
乙川優三郎を読んでいると何故か知らなかった漢字に出会うことが多い。『R.S. ヴィラセニョール』では「擦った揉んだ」。たいていの人は知っているのかも知れないけれど。