98字日記ーひとりのときに

文章を書く鍛錬として書きはじめました。

「98字」は自分への課題のひとつです。

バイオリニストが演奏前に調弦するA(アー)の音のように、

正確に、短く、つづく音楽が気持ちよく響くことを願って

1月15日(土)
須賀敦子のクロスワードパズルが好きな話は、この数日、手にしている『霧の・・・』にあった。数十年続けている伊語版の、黒マスがほとんどない空白ばかりの超難解なのが好きとのこと。私もそうです、英語版で。

1月14日(金)
昨年暮れから広げていたジグソーパズル『Alice’s Wonderland』が完成! 図柄も色 (B.Ryder)も心を沸き立たせるもので、解説文( R.Snider)も素敵。パズルは感性を刺激し達成感を与える芸術のひとつだと思う。

1月13日(木)
須賀敦子の『霧のむこうに住みたい』を、もう幾度目か、読む。このところ遠くに出かけていないと鋭く思う。京急に乗っている時、到着時間を知らせるアナウンスに、1時間こうしていれば久里浜に着くといつも思う。

1月12日(水)
上野のシャオシャオとレイレイが今日から一般公開されたのに、またコロナ感染者数が急激に増えて、明日と明後日だけとなった。動物園自体は11日からすでに「当分の間、臨時休園」となっている。いつまで・・・

1月11日(火)
岩波ホールが7月末に閉館という、ホームページでの正式な告知によるショックなニュース。コロナ禍による経営悪化のためというが、本当に? 高野悦子さん亡き後、寂しくなった。今月末からのジョージア映画祭が貴重に。

1月10日(月・休)
昨夜、のり子さんと電話で1時間、今日は公子さんと駅前のコーヒーショップで2時間近く話して、話すことでもたらされる実の豊かさを実感する。この数日の久子さんや早苗さんとの話でも私は生かされているのを感じた。

1月9日(日)
『20世紀ジョージア短編集』を幾つか読む。児島康広先生の訳は安心してその世界に没頭させてくれる。ギオルギ・レオニゼの「希望の樹」は映画化されたのを見たし、来月もう一度見るつもりで、詩のように読む。

1月8日(土)
テレビが壊れた。TV大好きを脱却してラジオだけにするいい機会かも知れない。いつからか、音がないと寂しくて。かといってラジオの音楽番組に多い、人の会話は煩い。リスナーに話しかけるかモノローグがいい。

1月7日(金)
あの写真集『Stuttgart 』を展示会と共に売り出す写真集専門店「ブック・オブスキュラ」を笠井久子さんに教えてもらう。井の頭公園を抜ける昔のわが散歩道にあるらしく、十代に好きだったブラウスを思い出した。

1月6日(木)
雪! 11時半に家を出たとき降り始め、3時に講座を終えてビルを出ると3cmほど積もっていた。船堀駅前でタクシーに乗り、敷地内を200米ほど新雪を踏む。心地よかった。夕刻、窓外の雪にイルミネーションが綺麗。

1月5日(水)
まだ松の内、ということか街の中も駅もガランと人がいなかった。それだけ空気もきれいなのか、横浜に向かう車窓から見えた富士山の清々しいことといったら! 課題のテーマは「月」で月も浮かびそうな青空だった。

1月4日(火)
コロナ感染者数が、じわっと増えてきた。私も人と会うことが多くなっていて、虎らしく要注意。虎年ではなく寅年と書くべきだけれど、私は虎でいい。明日から翻訳塾もスタート、元気な顔が見られますように。

1月3日(月)
福岡から到来のフレッシュな明太子と白粥の朝食で普段の生活に戻り、一日、家の中でくつろぐ。手元にある画集のいくつかの頁を繰る。デュフィ、モランディ、其一。ピナ・バウシュ・ヴッパタールのプログラム。

1月2日(土)
娘の嫁ぎ先のお宅に、招ばれるからといって母親が新年初めてのご家族の集まりに伺うって・・といつも思いながら嬉しく奥沢に出かける。夜はゆりかさんとゲームの話で1時間、萬里さんと食事の話で1時間、電話で。

1月1日(土)
賀状の虎のオンパレードが楽しい、嬉しい我が年。7回、重ねてきたのだ。2年ぶりに吉祥寺の家に集まり、母伝来のおせち料理。お吸い物に浮かべてくれた練り物も虎の意匠。こうなれば、きっぱりと虎でいるしかない。