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翻訳断章

 

 

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幼児向きの本を訳すとき、対象年齢を聞かれることがあるが、最初に決めずに訳し終わってから考えるといい。原文を大切に、使われている単語を素直に受け止めて日本語にすれば自ずから言葉のレベルが定まってくる。そこではじめて固定観念にとらわれずに対象年齢を考えて、言葉の難易度を調整する。易しい言葉のなかに難しい言葉がひとつ入っているのもいい。それこそ子どもにとって宝物となる。